2004年11月27日(土)

哲学堂公園

東京都中野区松ヶ丘1-34-28

哲理門

左右に天狗と妖怪が構えているという、仁王門ならぬ妖怪門(正式名称は哲理門)をくぐって時空岡(じくうこう)と名付けられた広場に出る。正面の四聖堂を中心に六賢臺、宇宙館、絶対城などの難しい名前の建物が並んでいる。

お寺の境内のようであり、東洋の古い公園のようでもあり、何とも不思議な空間だ。

時空岡

野方配水塔(水の塔)に近い哲学堂公園は、東洋大学の創立者・井上圓了博士が精神修養の場として明治39年(1906)に創設した。園内には哲学に由来した名称がつけられた77の施設(一部は文献がなく復元されていない)が散在し、「哲学堂七十七場」と呼ばれている。

中国の孔子廟にあることから学問の聖木として植えられているランシンボク(カイノキ)の黄葉が鮮やかだ。

まぁ、難しい話は別にして、妙正寺川(公園内では数理江と呼ぶ)沿いの丘陵に広がる静かな秋の林を散策すれば、思索的、あるいは詩的な気持ちになるのは間違いない。

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