等覚院
神奈川県川崎市宮前区神木本町1-8-1
神木(しぼく)山等覚院はつつじ寺として有名だが、その由緒はよくわかっていないようだ。
明治15年(1882)建立の堂々とした仁王門を、ツツジの大刈り込みがぐるっとすり鉢状に取り囲んでいる景色は見事で、山門脇の広場では記念写真を撮る人が絶えない。参道が斜めにアプローチしているため、正面から山門とつつじを見ることができないのが残念だ。
つつじの間の石段を登っていくと本堂があり、その後ろには多摩丘陵の山林が迫っている。「長尾の里めぐり」の散策コースを通って東高根森林公園あるいは妙楽寺方面から訪ねる時は、この裏山から境内にはいることになる。暗い森の中から色鮮やかなつつじの中に出てくると、その鮮やかさに目がくらむようだ。