2007年3月28日(水)

十二社熊野神社

東京都新宿区西新宿2-11-2

享保の狛犬

弁当を持ち寄って一足早い花見を楽しむ会社員やOLでにぎわう新宿中央公園を抜けて十二社(じゅうにそう)熊野神社へやってきた。

文化の狛犬

ここにはおなかの下がくりぬかれていない珍しい狛犬がいる。享保十二年(1727)の銘がある古い物だが、これより古い物でちゃんと四つ足が独立しているものを見たことがあるので技術的な問題ではなさそうだ。

ベールをかぶったような大きな頭と、控えめな口の開け方が不思議な雰囲気を醸し出している。

拝殿正面を護っているのは文化元年(1804)の作で、豪快に口を開け、尻尾を風になびかせている様子が対照的だ。日本のゴジラに対するハリウッドのGODZILLAみたいな感じがした。

十二社の碑