2007年9月17日(月)

河井宗兵衛頌徳碑

東京都八王子市川口町2011

河井宗兵衛頌徳碑

川口川の堀口橋を過ぎて少し上流へ走ったところに一組の記念碑が建っていた。右側の石柱には「偉農河井宗兵衛頌徳碑」と彫られている。“偉農”という尊称がなんとも凄い。

なんだかわからずとりあえず写真だけ撮って周囲を散策していたら、近くの神明社の境内にJA東京の説明板を見つけた。それによると宗兵衛裸麦と言う麦の品種改良に功績のあった人だという。

ネットで調べてもほとんど情報がない。東京の農業人口は激減し、河井宗兵衛の名も忘れられてしまったようだ。

楢原の橋本義夫という人は、昭和26年(1951)に「地方文化研究会」をつくり、そういう隠れた歴史の記録を発掘して6年間に15基の碑を建てたそうだ。この碑はその中の一基にあたり、近くの安養寺には「困民党首領塩野倉之助之碑」が建てられている。また、遣水にある絹の道の碑も同様に建てられたもので、有名になった「絹の道」の名は彼の命名によるものだそうだ。

碑文 | JA東京の説明板