2007年9月17日(月)

平山の陸稲

東京都日野市西平山1-23-1 平山八幡神社付近

稲の景色

都内の神社を巡っていると、「江戸・東京の農業」という黒地に白い字の説明板が立っているのに出会うことがある。JA東京グループが農業協同組合法施行五十周年を記念して平成9年度に企画したもので、都内50ヶ所に設置されている。

陸稲

内容は、開発が進んだ東京の失われた農業風景を紹介しているものだが、浅川と湯殿川の合流点にほど近い平山八幡神社で見つけたものには、「陸稲の平山」について書かれていた。

浅川の対岸にある平山城址公園には、小学校の遠足で来たことがある。今は山の上までびっしりと宅地開発が進んでいるけれど、その頃はまだ田んぼが広がっていて、あぜ道を歩いて行ったことを思い出す。そんなことを懐かしんでいたら、神社のそばに、まだ田んぼが残っているのを見つけた。金色の穂が夕日を浴びて誇らしげに輝いていた。

JA東京の説明板 | 平山陸稲の発見者・林丈太郎の碑