2007年9月23日(日)

萩 寺

東京都あきる野市横沢134(大悲願寺)

落花

昔の人はあまり漢字表記にこだわらなかったのか、古い史料では同じ地名や人名を違う表記で見る事がある。五日市の古刹大悲願寺も伊達政宗の書簡には「彼岸寺」と書かれているらしい。

本堂

正宗は鮎漁に秋川を訪れた折に見た境内の白萩に感動して、後日、わけてもらえないかと手紙をよこしている。萩の花はちょうどお彼岸の頃に見頃になるので「彼岸寺」と洒落たわけでもないだろうが…。

今日は秋分の日、お彼岸の中日だが、あいにくの雨模様で萩の花も精彩を欠いているのが残念だ。夏の間中燃えるように元気な花を咲かせていたサルスベリが、冷たい雨に花を落して境内を赤く染めていた。

(教育委員会の説明板) 大悲願寺本堂 | 白萩文書 || 後日の再訪