2008年1月14日(月)

神田川歌碑

東京都中野区中央1-13-9付近(末広橋詰・桃園川緑道入口)

高層ビル

DREAMS COME TRUEの"KUWABARA KUWABARA"(Album「WONDER 3」、1990)を聞いた時は、ちょっとビックリした。娘の一人暮し(のはず)を心配してパパとママが訪ねてくるから、一緒に住んでる彼に一晩だけどっかに行ってて…などと歌っている。「女の子は見ないVIDEO」を隠したりしているけど、まさか一緒に見てるのかなぁなんて想像するとドキドキする。

神田川歌碑

少しは後ろめたい気持もあるらしいのだが、そんな陰の部分は微塵も感じられないあっけらかんとした歌い方に時代を感じた。

"三畳一間の小さな下宿"にひっそりと暮していた「神田川」(作詞・喜多條 忠、1973)の世界から考えると、「隔世の感」という言葉以上の隔りを感じてしまう。あのじめじめとした同棲時代は、どこへ行ってしまったのだろう。

西新宿の高層ビルを間近に望む末広橋の袂に、神田川の歌碑が建っている。神田川もまわりの景色も、歌に歌われた頃とはずいぶんと変ってしまった。

ドリカムの歌からでも、もうすでに15年以上が経っている。今の若者たちはどんな暮しをしているのだろうか。