甘藍(キャベツ)の碑
東京都練馬区石神井台1-1-31(JA 東京あおば石神井ファーマーズセンター)
「キャベツを生で食べるのは、馬と日本人だけだ」と言う悪口を聞いたことがある。真偽のほどはよくわからないが、他の国では、火は通さなくてもザワークラウトのように漬物にするとか、何らかの手を加えていると言うことらしい。
そんなことは余計なお世話で、やっぱり焼鳥屋の突出しはざく切りにしたキャベツに限るし、おかわり自由のトンカツ屋では千切キャベツをたらふく食べる。「あんた何人(なにじん)?」と聞かれれば「キャベジン」なのだ(古いCMです)。
練馬区は練馬大根で有名だが、それは昔の話で、今はキャベツの一大生産地なのだそうだ。石神井公園にほど近い交差点の角には、おいしそうなキャベツが載った立派な碑が建っている。信号待ちの間に見るともなく眺めていたら、無性に食べたくなってきた。あれをザクッザクッと四切にして、焼鳥とビールで一杯やりたい。
※ 練馬区のキャベツの年間収穫量は2,880tで東京一。2位西東京市(1,400t)の倍だ。(東京農林水産統計年報 2006〜2007)