ビール麦金子ゴールデン発祥の地
東京都練馬区豊玉南2-15-5(豊玉氷川神社)
ビールのうまい季節になってきた。仕事の帰りに、運動のあとに、何はなくとも一杯のビール。と言いたいところだが、最近はビールを飲む人が減っている。と言ってもウィスキーやワインが飲まれているわけではなく、ビール“類”の発泡酒や第三のビールに消費が移っているのだ。
15日に発表されたビール主要5社の4月の出荷量3,811万ケース(1ケース=大瓶20本換算)のうち、ビールは辛うじて51%の1,940万ケースで、半数は発泡酒(26%)と第三のビール(23%)だったと言う。統計上は半数あるとはいえ、スーパーの店頭などを見る限りでは、家で「ビール」を飲む人は少数派になってしまったようだ。
いうまでもなくビールは漢字で「麦酒」と書くけれど、第三のビールには麦芽を一切使わないものもある。国産のビール麦開発に心血を注いできた先人たちは、今のビール“類”の状況をどう思うことだろうか。
ちなみに昔は太った人のことを指して「ビヤ樽(ビア樽)」なんて言っていたけれど、病的な「メタボ」が市民権を得た現在、愛嬌のあるこの言葉もビール共々少数派になりつつあるようだ。