練馬大根碑
東京都練馬区春日町4-16(愛染院)
学生の頃、母は弁当に沢庵を入れる時、必ず「「身斬れ(三切れ)」じゃなくて「世斬れ」」と言って四切れ入れてくれた。それ以来それとなく気にしているのだが、売っている弁当や食堂の定食についてくる沢庵は決って二切れだ。(間違っても一切れ(人斬れ)はあり得ない。)
沢庵の原料としては練馬大根が有名だけれど、それは江戸時代から昭和の初めにかけてのことで、現在では病害や都市化の影響で生産量は激減しているという。
大江戸線練馬春日町駅前の愛染院には、かつての栄光を誇るかのように聳える大きな練馬大根碑が建っている。右隣の碑は、練馬大根の品種改良に功績のあった大根博士・鹿島安太郎氏の顕彰碑だ。
現在は大根に代って、都内一の生産量を誇るキャベツが練馬区の特産になっている。