八幡橋(旧弾正橋)
東京都江東区富岡1-20-3(八幡堀遊歩道)
富岡八幡宮の、相撲関係の大きな石碑が並ぶ一角を過ぎて裏口を出ると、小学校と普通の住宅の路地の先に赤い鉄橋が現れる。わが国で最初に造られた鉄橋、と言われる八幡橋だ。
左の写真のように菊のご紋を付けた由緒正しき明治の橋だが、勝鬨橋や永代橋に比べればずっと小さくて、まるでおもちゃの橋のようだ。
時代はくだり、下を流れていた川は埋立てられてしまったけれど、頭上を高速道路に塞がれてしまった日本橋に比べれば、余生はずっと幸せかもしれない。土地の人も散歩の人も、みな楽しそうに渡っていく。
そう言えば、プラレールなどでは赤い鉄橋をよく見るけれど、実際に見たのは初めてのような気がする。