2008年11月15日(土)

矢切の渡し

東京都葛飾区柴又7-18地先

渡船場

「つれて逃げてよ…」「ついておいでよ…」

「ちょっと、ちょっと、そこのお二人さん!お取り込み中に申し訳ないけど、もう舟は終わりだよ!」

桟橋

秋の日はつるべ落とし。雨もよいの空模様のせいもあって、まだ5時前だというのにあたりにはもう夕闇が迫っている。

細川たかしが歌って昭和58年(1983)のレコード大賞に輝いた「矢切の渡し(作詞:石本美由紀、作曲:船村徹)」で有名な江戸川唯一の渡し舟は、観光地にしてはなんとも地味なたたずまいで薄暮の中に消えかけていた。

対岸に営業を終了した渡し舟が見える。観光名所としては寅さんで有名な柴又とセットになっているけれど、矢切の地名は対岸の松戸市のもので、船頭さんも松戸市の方なのだ。

※ 暗かったため矢切の渡し歌碑の写真は次の機会に。