小松菜ゆかりの里
東京都江戸川区中央4-5-23(香取神社)
今では温室栽培や海外からの輸入で食卓に季節感が薄れてしまっているけれど、本来ならば冬場は新鮮な野菜の少ない時期だ。そんなときには、「冬菜」とも呼ばれる小松菜が重宝する。
小松菜は江戸川区の小松川からその名がついたという。旧西小松川村の香取神社には、「小松菜ゆかりの里」碑と「小松菜産土神」の碑が建てられてその由来を伝えている。
今日は七五三詣の家族連れがひっきりなしに訪れて賑やかだ。着物姿の子供たちはかわいいけれど、彼らを避けて写真を撮るのに苦労する。そういうときは「こまつたな」と言って小松菜を供えれば困りごとは失せるというのだが、あいにく小松菜の持ち合わせはないのだった…。
※ 江戸川区の小松菜の年間収穫量は3,230tで東京一。2位葛飾区(855t)の4倍近い。(東京農林水産統計年報 2006〜2007)
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