2009年3月1日(日)

ミニ獅子山

東京都新宿区改代町11(田中寺)

ミニ獅子山

谷底から這い上がってくる仔獅子を見守る親獅子の姿。おなじみの獅子山(石獅子)だが、何かが変なことにお気づきだろうか。

大きさ

右写真のヤツデの葉っぱがやけに大きく、獅子山の後ろの階段は同じ高さに踏み段が3段しかない。実はこの獅子山は、しゃがんでも写真を撮るのに苦労するぐらいに小さいのだ。決して遠近法の効果でこんな写真になったわけではない。

それでも造作はしっかりとしていて表情も豊かだ。ぐるぐる巻の尾っぽがかわいい。

台座の銘に「安」の字が見えたので江戸時代末期安政年間のものかと思ったら、それは奉納した人の名前で、よくよく見れば「牛込改代町 安藤鍬三郎  昭和二年九月 西五軒町 石泰刻」とあった。