高蔵寺のボタン
東京都町田市三輪町1739
シャクナゲで有名な鶴川の高蔵寺を訪ねると、お正月の松飾りのように門前に配された牡丹の花に迎えられた。境内のあちこちにも、シャクナゲと妍を競って咲き誇っている。
さしかけられた和傘がイイ雰囲気だ。牡丹園では必ず見かけるアレンジだが、浮世絵に描かれるような着物美人が、日傘をさして艶然と微笑んでいるような風情がある。街中で見かけたら、ふらふらと後をついて行ってしまいそうだ。
ボタンもシャクナゲもその美しさは甲乙つけがたいけれど、こうしてみると山っ子のシャクナゲに対してボタンは洗練された町娘みたいな感じで、ワンポイントリードかも。