閘門橋
東京都葛飾区西水元6-23先
水元公園の北の端、葛飾区と三郷市の境に古いレンガ造りの閘門がある。閘門というのは水量や水流を調節するために設けられる水門のことで、川の逆流や氾濫から周囲の水田を護るために明治42年(1909)に設置された。
アーチの上で竿の様なものを操っている男の像は平成元年〜2年の補修の際に新たに設置されたもので、嵐の中で川の氾濫を防ぐために流れを堰き止める板を差込んでいるところを表しているのだそうだ。
昭和55年(1980)に中川と大場川の合流点に新大場川水門が完成したため、今は閘門としては現役を引退して歩行者・自転車用の遊歩道橋として使われている。
隣の葛三橋は自動車専用のために橋の上に佇むことが出来ず、隣り合った閘門橋をゆっくりと眺めることが出来ない。都区内では唯一のレンガ造りのアーチ橋だと言うことだが、全体を鑑賞できる良いポイントがないのが残念だ。