2009年7月20日(月)

東京海洋大学越中島キャンパス

東京都江東区越中島2-1-6

入り口

今日は海の日なので東京海洋大学に行ってみた。残念ながら重要文化財の明治丸は改修中のため非公開。東京湾ミニクルーズなどの乗船イベントは、早朝に申込みが終了。というわけで、あまり海っぽくない陸上の古い建物を見て回ってきた。

旧本館

門をくぐった正面には、昭和7年(1932)に建てられた旧本館(1号館)。スクラッチタイルの外壁と、随所に見られるアールデコ風の意匠がイイ感じ。内部も昔のままで見学者には楽しいけれど、勉強をしている学生は最新設備に建て替えて欲しいと思っているかも知れない。振り返った左手に建つ旧図書館は、バルコニーの付いた円形の張り出し部分が、豪華客船の甲板から見上げた操舵室部分を彷彿とさせる。

右手には、多摩湖の取水塔のような丸屋根の塔が見える。明治36年(1903)築の天体観測施設(第一観測台、三橋四郎設計)で、奥にもう一つ三角屋根の第二観測台がある。遠洋を航海する船乗りたちには、天体観測の知識が大切なのだ。

船には乗れなかったけれど、百周年記念資料館の解説ボランティアスタッフをしていたOBたちの話がおもしろくて、十分に海の雰囲気を味わえて楽しかったヨ。

商船教育発祥の地碑と旧図書館 | 第一観測台 | 第二観測台 | 明治丸