東京女子大学 本館・礼拝堂
東京都杉並区善福寺2-6-1
今日は東京女子大学の大学祭(VERA祭)。念願叶って、やっと大学の構内にはいることが出来た。いや、別に女子大生にあこがれていたわけではない。アントニン・レーモンドの建築群が見たかったのだ。
正門を入って左手に立つ白亜の建物は、レーモンドがオーギュスト・ペレの「ル・ランシーの教会」をイメージして建てたと言われる礼拝堂(1938)だ。壁面を覆うステンドグラスの幾何学模様が、キリスト教会なのにイスラムっぽくておもしろい。
正面の本館(1931)は、もともとは図書館として建てられたものだ。三角の瓦屋根が独特の雰囲気を醸している。本館正面には"QUAECUNQUE SUNT VERA"(すべて真実なこと)というラテン語による標語が刻まれている。コの字形の建物に囲まれた芝生のキャンパスでは、男子も混じった学生達が思い思いに大学祭を楽しんでいた。