秋の日比谷公園
東京都千代田区日比谷公園
秋の日比谷公園を楽しむには、お堀の側の桜門から入ると良い。Sの字を描くイチョウ並木から鶴の噴水のある雲形池まで、きれいな黄葉と紅葉を見ることができる。
このコースの中ほど、明治36年(1903)開園以来の老舗レストラン松本楼の傍らに、秋の日比谷公園のシンボル・首賭けイチョウが聳えている。かつては現在の日比谷交差点脇にあって、道路拡張のために伐られようとしていたものを、林学博士・本多静六氏が自分の首に賭けても移植させると言ってここに移してきたものだ。
アプローチのイチョウ並木よりも黄葉が早いので、今日はもう大部分の葉を落としてしまっていたけれど、かえってそれがきれいな絨毯となって見事だった。
雲形池のまわりは紅葉が美しい。公園等の装飾用噴水としては日本で3番目に古い(明治38年)と言われる鶴の噴水を眺めるベンチのまわりは、なかなかイイ雰囲気。ここならプロポーズができるかも知れないよ。