2010年3月5日(金)

小石川後楽園

東京都文京区後楽1-6-6

丸屋

近くで仕事をして、少し時間が空いたので後楽園に寄ってみた。梅を見ようと思ったのだが、思い返してみれば、昨年3月1日に訪れた時にすでに梅は終わりかけていたのだったっけ。案の定、今日の梅林は余韻を楽しむ程度の咲き具合だった。

九八屋

観梅の賑わいが去り、桜が咲くまでのひととき、静かに風流を楽しむ人たちに混じって、雰囲気の違う一団が大泉水に熱い視線を送っていた。水鳥の写真を撮りに集まった写真愛好家の一団だ。今日はカワセミの姿も見えている。どこで見ても、スター級の輝きで人々の視線を一身に集めている。

梅に代わって目を惹いた花は、黄金色に輝くサンシュユと強い香りのジンチョウゲ。「沈丁花なんて珍しくないよ」と思っても、茅葺屋根の九八屋をバックにしてみると、それなりに見栄えがするものだ。さっきのカメラマン集団には敵わないけれど、わたしも何枚か写真を撮ってみた。

去年の梅林(2009/3/1)