天寧寺
東京都青梅市根ヶ布1-454
小曽木街道から南へ折れて天寧寺坂通を下っていく。左手(東側)に広い墓地が現れて、その先に杉木立に囲まれた惣門が見えてきた。
通りの名前の由来になった天寧寺だ。
門の奥には大きな建物がどかんどかんと並び、黒々とした屋根の連なりが重厚な雰囲気を醸している。
二層になった山門を振り仰ぐと、緑を基調にした派手な飾りが目を惹いた。厳粛なお寺の雰囲気とは対照的に、彩色された龍や獅子は、ほかで見るのとは違ってなかなかかわいい顔をしている。ほかにも鶴や牡丹など、何が彫られているかを探すのがおもしろい。
本堂にお参りもせず、山門ばかり見て帰ってきた不信心ものをお許しください。