武蔵岩井駅跡
東京都西多摩郡日の出町大字大久野2650 （太平洋セメント株式会社西多摩事務所）
昭和57年（1982）に廃線となったJR五日市線岩井支線の終点、武蔵岩井駅の跡を見てきた。駅の跡は現在セメント会社の駐車場になっている。
門の外ではあるけれど、「部外者立ち入り禁止、監視カメラ作動中」という物々しい立札が立っている。恐る恐る駐車場の外側から中を窺うが、守衛所には人影がなく、車もほとんど停まっていないので今日は休業日だろうか。ままよと、大急ぎでプラットフォーム跡の写真を撮って引き上げてきた。
右の写真の左奥にまっすぐ伸びているのが五日市方面に続く線路の跡、右側がプラットフォームで手前の低い塀はいまだに残る当時の列車止めだそうだ。
一つ手前の駅があった幸神（さじかみ）あたりにはまだたくさんの家があったが、この辺ではポツリポツリと数えるほどもない。廃線になって人が離れていったのか、人がいないから廃線になったのか。町から来るとのどかで良い景色だと無責任な感想を持ってしまうけれど、土地の人にはどう映っているのだろうか。
※ 2016年に解体・撤去されました