亀戸大根之碑
東京都江東区亀戸3-57-22(香取神社)
亀戸の「戸」の字が大根になっている。東京で大根と言えば練馬かと思っていたが、亀戸も大根の産地として有名だったようだ。
東京スカイツリーから真っ直ぐにのびる北十間川の福神橋の袂にある香取神社に、立派な大根の碑が建っている。畑に埋まっているはずの大根が、逆さまになって天を突いている姿がユーモラスだ。
ここには亀戸(かめいど)の由来となった井戸「亀が井」もあるのだが、根拠に自信がないのかあまり目立った扱いがされていない。かわりにフューチャーされているのが「勝守」だ。
平将門の乱を平定した俵藤太こと藤原秀郷がここで戦勝祈願をした事に因んだ御守り「勝守」は、武道などの勝負事に効能があり、最近はスポーツ振興の神として信仰されているという。TVや新聞で取り上げられ、北京オリンピックでも選手たちが持っていったという案内が境内のあちこちに掲示してあった。
そういえば、この大根の碑は聖火みたいに見えない事もないね。…ちょっと無理があるかな。