2018年4月13日(金)

カトリック元町教会

北海道函館市元町15-30

正面

あれ、尖塔の屋根の色が違うぞ?

学生時代に訪れた時にはほかの建物と同じオレンジ色だったのに、鐘楼の屋根だけ緑青を噴いた青緑色に変わっている。自然現象なら全体に同じように作用しそうなものだが、どういう事なのだろうか。

道

当時はピンク色だった旧函館区公会堂も、建築当時の色に修復されてブルーグレイにイエローの縁取りのショッキングな装いに変身していた。元町教会のこの色もオリジナルに近づけたものなのかな。

ロープウェイの山麓駅から函館山の山裾を巻くように伸びる石畳の道は、気持ちのイイ散歩道だ。有名、無名を取り混ぜてたくさんの洋館や洋館風の建物が並ぶ中で、この尖塔はひときわ目立って旅の雰囲気を盛り立ててくれる。

下見板張りの壁にペンキを塗ったコロニアル様式の擬洋風建築が多い中、重々しいゴシック様式の教会は見応えがある。山側にはビザンチン様式のハリストス正教会。外国に来たような景色を随所で楽しめる函館の中でも特別な異国情緒を感じられる一角だ。

門前の説明板 | 函館市教育委員会の説明板 || 1980年の訪問記