2019年1月18日(金)

下名栗諏訪神社

埼玉県飯能市下名栗1049

龍

文化財に指定された獅子舞の道具倉庫らしい蔵の白壁に、神話に題を取ったと思われる絵が描かれている。その方面に詳しくないので、どんな場面を描いたものかわからないのだが、しっかりとした出来栄えだ。

神話

岩陰から太陽が昇るようなイメージに見えるので、天照大神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸(あまのいわと)から姿を現すシーンなのかもしれない。

絵にばかり目が行ってしまうが、入り口の両側の柱を飾る登り龍と下り龍の造りもみごとだ。彫り物ではなく鏝絵の手法で作られたもののように見える。

やや傷みが激しいように見受けられるが、それがまた龍の凄みを強調する効果を得ている。特に説明はないが、それなりに価値のあるものなのではないだろうか。

観光案内では江戸時代から伝わる獅子舞ばかりが紹介されているが、こちらも一見の価値ありだ。

下名栗諏訪神社の由来