2019年2月27日(水)

宗我神社

神奈川県小田原市曽我谷津386

宗我神社

曽我兄弟ゆかりの城前寺を探して県道を走っていたら、信号の角に大きな鳥居が見えた。鳥居をくぐれば宗我神社、手前を右に曲がれば城前寺だ。

大鳥居

参道の奥に小さく神社が見える。鳥居の脇のケヤキの大木に取り付いたヤドリギがまるで打ち上げ花火のようだ。そういえば前回のサイクリングでロウバイを見に行ったのは寄(やどりき)だったな。

ところで、周囲は「曽我」の里なのに、その鎮守社が「宗我」を名乗るのはなんでだろう。一説によれば、大化の改新のもとになった政変・乙巳の変(いっしのへん、645年)で倒された蘇我氏に連なる系譜を持つために、世を憚って表記を変えたのだとか。

大鳥居の傍らに尾崎一雄の文学碑が建っていた。

曽我兄弟の仇討ち物語のことを考えながら、昔有名だったけど今はあまり知られていない仲間として寛一お宮の金色夜叉を思いだしていた。あっ、あれは尾崎紅葉か。昔は何回も映画化された「人生劇場」は尾崎士郎。火宅の人は、…檀一雄。

あれ、尾崎一雄って誰だ?

宗我神社について || 尾崎一雄文学碑 | 文学碑建立の趣旨