2019年5月10日(金)

鳩ぽっぽ歌碑

長野県長野市大字長野元善町491 善光寺境内

歌碑

善光寺境内の奥、城山公園側の東門近くに唱歌「鳩ぽっぽ」の歌碑がひっそりと建っている。傍らの説明では、作詞者の東くめが善光寺境内の鳩を見て歌詞を書いたとされているが、あれ?、浅草寺境内の歌碑にも似たようなことが書かれていたぞ。

鳩

どっちが本当かはさておき、鳩ぽっぽの歌碑はこのほかにも作詞者に縁のある和歌山県新宮市や大阪府池田市など各地に建っている。そんなに有名な歌なのに、わたしはこの歌を知らない。

「はとぽっぽ」と聞いてほぼ9割以上の人が思い浮かべると思われる♪ぽっぽっぽ 鳩ぽっぽ …で始まる文部省唱歌は、原題を「鳩」という作者不詳とされている別の歌なのだ。

YouTubeなどを検索しても見つかるのは「鳩」ばかり。先の文章で9割と書いたが、世の中はもう100%「♪ぽっぽっぽ 鳩ぽっぽ」なのかと思ったら、…見つけた。歌碑のある新宮市では、正午に「鳩ぽっぽ」のミュージックチャイムを流しているのだそうだ。

新宮市のHPでさっそく聞いてみると…、あれだ。子どもの頃歌っていたしりとり歌の記憶が蘇ってきた。

♪正直爺さんポチ連れ(て)敵は幾万ありとて(も)桃から生まれた(も)もしもし(か)カァカァからすの(は)はとぽっぽ ぽーっぽぽっぽぽっぽ鳴いて遊(べ)べらぼうでこんちくしょうでぶっ飛ばせでやっつけろ 五月のぉ鯉の吹き流し なんて長いんで(しょう)正直爺さん…(最初に戻って無限ループ)

この中の、「ぽーっぽぽっぽぽっぽ鳴いて遊べ」の部分が、鳩ぽっぽの歌だったのだ。

なんと、思わぬところで歌っていたとは!

説明板 | 新宮市のミュージックチャイム『鳩ぽっぽ』 || 浅草寺の歌碑