植物になった白線@代々木公園
東京都渋谷区代々木神園町2-1(代々木公園 原宿門前広場)
植物はどこにでも生えてくる。森林に埋もれた古代の遺跡や蔓草に囚われた古城のイメージを出すまでもなく、われわれの文明はいともたやすく植物たちに搦めとられ、覆いつくされてしまう。
久し振りに代々木公園を訪ねてみると、原宿側の入口の周囲が植物の絵で埋まっていた。小金井でも見た淺井裕介の路上アート作品だ。作品の説明には平成23年(2011)とあったので、小金井のプロジェクト(2014)より前に作られていたのだが気がつかなかった。
路上に描かれているという性質上、未来永劫残されるといものではないかもしれないが、10年近くたつ今でもまだ消えることなく残っている。いつまで見られるのかな。
調べてみると、「植物になった白線」シリーズはこのほかにも各地で展開されているようだ。いつか日本中が埋め尽くされてしまう…?、ということはないと思うけれど、どこかの街角でまた出合えたら楽しいだろうな。