旧国立駅舎
東京都国立市北1-14
JR中央線の高架化に伴って解体された旧国立駅舎が再建され、近々公開される予定だ。旧駅舎をデザインしたカラーマンホールも駅の南北に設置されている。
左右非対称な三角屋根が特徴の旧駅舎は長く国立のシンボルとして親しまれてきた。
そもそも「国立」という名前が、「国」分寺と「立」川の間につくられた新駅の名称なのだから、国立駅なくして国立市は誕生しなかった。駅を中心とした学園都市構想が国立の歴史の始まりなのだ。
マンホールの蓋に描かれた駅舎は満開の桜の花に囲まれている。駅前からまっすぐ南にのびる大学通りに桜が咲くころには、観光案内所やイベントスペースなどの機能を持つ「まちの魅力発信拠点」としてオープンする予定だという。
新たな街のシンボルとして帰ってくる旧駅舎。どんな形で再会できるのか、楽しみに待ちたい。