2020年7月2日(木)

母と子

東京都世田谷区池尻2-4-10 世田谷区立池尻小学校

鳥

小学校の外壁をみごとな陶板レリーフが飾っている。鳥や鹿や人形が賑やかに描かれている中央で鯉が元気に跳ねて、子どもたちの健やかな成長を寿いでいる。

全体

こいのぼりのように見える鯉が元気な男の子で、周りにたくさんのお友達がいる図かなと思ったら作品名は「母と子」(1994)。どれが母でどれが子だろう。

原画を描いた利根山光人はメキシコに題材を取った作品を数多く残した作家で、以前、天王洲で「いしぶみ」というマヤ文明をテーマにしたモザイク壁画を見たことがある。ということは、鯉の口のところにいる金色の鳥はケツァール、左側の白い人はミイラかな。

ミイラは英語で"mummy"。母親の幼児語"mommy/mammy"に似ていると思って辞書を引いてみると、ママを"mummy"と綴る例もあるようだ。え、ダジャレ?、まさかね。

東隣の第2体育館(元池尻中学校)には、男の子と女の子が並んで蝶のように羽を広げた「飛翔」という作品も飾られている。

「飛 翔」 (第2体育館外壁) | 「いしぶみ」 (天王洲アイル)