2020年7月16日(木)

春がきた!

東京都世田谷区奥沢8-12-1 世田谷区立九品仏小学校

花

よく知っている絵柄なのだが、作品名が思いだせない。作者の富永一朗を調べてみても、検索結果に思い当たるところが見つからない。たぶん、週刊誌やスポーツ新聞の置いてある喫茶店や床屋などで、たまに見ていたのが記憶に残っているのだろう。

全図

池之上小学校にあるサザエさんの壁画の翌年(昭和59年、1984)の作で、家族で野原に出かける構図は同じだが、こちらは家族全員ジャージ姿なのが面白い。

サザエさん一家ではマスオさんだけが上下黄色のジャージを着ていた。わたしの記憶にはないけど、あの頃はジャージが流行っていたのかな。

みんな手ぶらなところをみると、春が来て暖かくなったので、外で思いっきり体を動かそう!と飛び出してきたところのようだ。「まだ、わしゃコタツの方がええ」と渋っているおじいさんが、おばあさんに引きずられるようにして後からついてくる。その様子を、池のなかからカッパがキョトンとした顔で眺めている。

それにしても、真ん中の女の子は鼻の上に花を載せて、ちょっと浮かれ過ぎじゃない?

作品の解説 | 池之上小学校のサザエさん