春がきた!
東京都世田谷区奥沢8-12-1 世田谷区立九品仏小学校
よく知っている絵柄なのだが、作品名が思いだせない。作者の富永一朗を調べてみても、検索結果に思い当たるところが見つからない。たぶん、週刊誌やスポーツ新聞の置いてある喫茶店や床屋などで、たまに見ていたのが記憶に残っているのだろう。
池之上小学校にあるサザエさんの壁画の翌年(昭和59年、1984)の作で、家族で野原に出かける構図は同じだが、こちらは家族全員ジャージ姿なのが面白い。
サザエさん一家ではマスオさんだけが上下黄色のジャージを着ていた。わたしの記憶にはないけど、あの頃はジャージが流行っていたのかな。
みんな手ぶらなところをみると、春が来て暖かくなったので、外で思いっきり体を動かそう!と飛び出してきたところのようだ。「まだ、わしゃコタツの方がええ」と渋っているおじいさんが、おばあさんに引きずられるようにして後からついてくる。その様子を、池のなかからカッパがキョトンとした顔で眺めている。
それにしても、真ん中の女の子は鼻の上に花を載せて、ちょっと浮かれ過ぎじゃない?