穴 守 橋
東京都大田区羽田旭町/羽田5丁目 - 羽田空港1丁目
橋の親柱から飛行機が飛び立っていく。脇の街灯にはV字の羽模様がついているけど、これは飛行機が墜落するところに見えていただけない。いずれにしても気になるデザインなので自転車を降りて仔細を見ることにした。
橋の欄干にも飛行機の絵がデザインされている。
1783年に世界で初めて空を飛んだモンゴルフィエ気球から、ライト兄弟のフライヤー1号や飛行船ツェッペリン伯号、戦後初の国産旅客機YS-11、そしてジャンボジェットの愛称で親しまれたボーイング747まで、航空史を彩ってきた14機種の飛行機が描かれている。この橋を歩いて渡る人がそれほど多いとは思えないので、隠れた名所と言えるかもしれない。
橋を渡った先には駐機スペースがあって、たくさんの飛行機が並んでいた。中にはコロナ禍で運行待機になった機体もあることだろう。なにもなければ今頃は、オリンピックに参加する選手団や観光客で忙しく飛び回っているはずだった。
オリンピックは延期され、出張や旅行も制限されているこの状況は、いつまで続くのだろうか。