2020年9月8日(火)

坂本九歌碑

神奈川県川崎市川崎区駅前本町 東口駅前広場 JR川崎駅

歌碑

いつまでもコロナ禍が収まらない。

緊急事態宣言は解除され、「新しい日常」のもとで仕事や学校、外食や旅行などがそろりそろりと動き出してはいるけれど、まだ油断はならない状況だ。

アースキャンドル

「三密」を避ければ良かろうかとわたしもサイクリングを再開しているが、まだ輪行するような遠出はできず、マスクをするのが億劫なのでお店や食堂には寄らずに帰って来てしまう。経済活動を再開すると言っても、わたしのような人が多ければまだまだ商売は上がったりだろう。

真っ青な空は気持ちが良いけれど、日差しを遮るものが無ければ熱中症も怖い。

一体わたしはどうすればいいのか、と思っていたら九ちゃんの笑顔に出会った。

「上を向いて歩こう」のヒットから60年近く、亡くなられた日航ジャンボ機の事故からも35年が経つ。若い人たちは知らないかもしれないが、今のこの時期にあの笑顔と歌声を思い出した人も多かったんじゃないだろうか。上を向いて歩く(I look up as I walk)のは涙がこぼれないようにするためだが、「明日があるさ」と上を向く(I keep my head up high)前向きな意味にもとれる。そうして見上げた夜空では、星になった九ちゃんがささやかな幸せを祈ってくれている。不況の時も、震災の時も、何度も何度も彼の歌に、みんな励まされて来たよね。今回もきっと乗り越えられるよ。そんな気がしてきた。

ちなみに、歌碑の上のくぼみは涙が落ちないように溜めるデザインなのだそうだ。

碑 文 | 母校 川崎小学校