2020年10月22日(木)

ケヤキロードギャラリー

東京都清瀬市上清戸一丁目、二丁目 けやき通り

淀井敏夫

前回(2008年)訪れた時はまだ、芸術作品とは美術館でお金を出して見るものだと思っていて、パブリックアートにはあまり価値を見出していなかった頃だった。それが最近は、無料でこんなにいいものが見られるとはなんて素晴らしいことだろう、と思うことが多くなってきた。

井上武吉

道行く人は毎日見ているものなので、特段の興味も示さずに過ぎて行く。雨風に打たれて傷んだ作品は、時に撤去(廃棄)されてしまうこともある。そんな過酷な環境の中でも力強く存在をアピール作品がある。

今回気になったのは、ジャコメッティのように細く長い首が印象的な「幼いキリン・堅い土」(淀井敏夫、1985)。生まれ落ちてまだ立つこともままならない幼いキリンが、懸命に首を伸ばして次のステップへ進もうとしている。生命の力強さと前向きな思いが、毅然とした顔つきから感じられる。

先日勝鬨橋で見てきた"my sky hole"の別バージョン「my sky hole 91-8」(井上武吉、1991)もあった。清瀬市のHPに作者自身による作品の解説があるのだが、難しくてよくわからない。どの方向から見るのかもわからなかったので、通りの反対側にある「風の標識 No.31」(大成浩、1999)とツーショットになるように写真を撮ってみた。

パブリックアートを見る時には、こちらの審美眼も試される。

前回の訪問(2008/6/14)