田河水泡・のらくろ館
東京都江東区森下3-12-17 江東区森下文化センター
年をとると若い人と話が合わなくなる。
先日職場で話をしていて、COVID-19の影響で公開が延期されたビートルズの新作ドキュメンタリー「The Beatles: Get Back」(Peter Jackson監督)の話題になったのだが、若い人はビートルズを知らないという。
わたしも最近の音楽シーンには疎いのだからお互い様とはいえ、"Yesterday"が教科書に載るぐらいだから知ってるでしょ、と思ったら、だからこそもう彼らはすでに、バッハやモーツァルトと同じレベルの遠い存在になっているというので驚いた。
ということは、その頃を懐かしんで「世界はビートルズで廻っている」みたいなことを言っている私たちも、遠い存在なのか!?
今日は江東区にある「田河水泡・のらくろ館」に行ってきた。
戦前(1931)に発表された漫画「のらくろ」は、わたしが子どもの頃(のらくろ、1970)と息子が子どもの頃(のらくろくん、1987)にもアニメ化されている息の長い人気作品だ。とはいえ、もう最後のアニメからでも30年以上が経つ。ビートルズと同じように、というかそれ以上に若い人たちには知られていないかもしれない。館内にパラパラと見かける見学者は年配の方ばかりだった。
寂しいけれど、仕方がないのかなぁ。