川崎ミューラルプロジェクト 2020
神奈川県川崎市川崎区宮本町1 川崎市役所本庁舎建替工事北側仮囲い
オリンピックの新種目スケートボードで、日本の若者が大活躍している。
25日に行われた男子ストリートでは堀米雄斗が金、26日の女子ストリートでは13歳の西矢椛(もみじ)が金、16歳の中山楓奈(ふうな)が銅メダルと十代の若い選手が躍動している。
かつては不良の遊びといわれてきたスケートボード(スケボー)がオリンピック競技に採用されただけでも時代の変化を感じるのに、そこで活躍している選手たちが、競うよりも遊ぶという感じなのにも驚かされる。
かつてスノーボード選手の腰パン騒動(2010年バンクーバー大会)で古い大人たちの眉を顰めさせたストリート系スポーツのイメージを、一気に逆転・挽回させてくれた。
川崎市役所建替えの工事現場で行なわれている川崎ミューラルプロジェクトの新作が制作された。稲毛神社の北参道に沿った壁面に江戸時代から未来に至るストリートカルチャーの変遷が絵巻物風に描かれている。「変遷」と言っても史実に基づいているわけではなく、忍者がストリートダンスで片手倒立やヘッドスピンの技を決めていたり、大正時代にはおかっぱ頭の女の子たちがダブルダッチをしていたりする。もちろんスケボーも登場している。
プロジェクトの主管はオリンピック・パラリンピック推進室。スケボーやBMXなどストリート系の競技を応援しよう、ということだね。
※ 更に8月4日の女子パークでは、四十住(よそずみ)さくら(19)(金)、開心那(ひらきここな)(12)(銀)、岡本碧優(みすぐ)(15)(4位)。英国代表のSky Brown(澄海ブラウン)(13)(銅)も宮崎生まれと、日本にかかわりのある十代が上位を占めて世界を驚かせました。
アーティスト紹介 : DRAGON76 | COOK | Kensuke Takahashi | Tokio Aoyama | WOOD || 市役所通り側(2019)
※ 2023年に新庁舎が完成、作品の一部はJR川崎駅西口のスペルノーヴァ川崎周辺に移設されました