2020年9月13日(日)

川崎ミューラルプロジェクト 2019

神奈川県川崎市川崎区宮本町1 川崎市役所本庁舎建替工事南側仮囲い

ラジカセ

川崎市役所で本庁舎の建替工事が進行中だ。その現場の仮囲いにストリート系の巨大なアート作品が展示されている。

作品名や展示趣旨などは見当たらなかったが、作者プロフィールを紹介する貼紙に#kawasakimuralprojectとハッシュタグが記載されていたので、これが説明になるのだろう。問合せ先として川崎市市民文化局オリンピック・パラリンピック推進室が記載されていた。

Dragon76

"mural"は壁という意味で、街中の壁に描かれた絵の中でも、「落書き」に分類される非合法のグラフィティに対して、許可やスポンサーを得た合法的なものを特に「ミューラルアート」という場合があるようだ。

川崎市では2018年からストリートカルチャー系のアーバンスポーツフェス「INTERNATIONAL STREET FESTIVAL KAWASAKI」(ISF KAWASAKI)を開催していて、この絵を描いたDRAGON76は、毎年そこでライブペイントを披露しているアーティストだ。

なんで川崎でストリートカルチャー?と疑問に思うところだが、たとえば溝口は世界で活躍するブレイクダンサーを輩出していることから「ブレイクダンスの聖地」と呼ばれており、その他にも川崎は各種エクストリームスポーツやストリートカルチャーが盛んな街であるらしい。若者向けの音楽やダンスのイベントが数多く開かれるCLUB CITTA'(クラブチッタ)もあることから、川崎市は若者文化の発信によるまちづくりを標榜している。

昨年(2019)秋の台風19号で被害をうけ長期休館中の川崎市市民ミュージアムでも、修復現場の仮囲いにISF KAWASAKIで制作されたライブペイント作品を展示中だ。

川崎市市民ミュージアムの仮囲い | 2020年新作(北側仮囲い)