子どもと遊ぼう
埼玉県所沢市西新井町17-35 熊野神社
子どもたちが小さかった頃、家でゴロゴロしていると彼らがよくわたしの体の上に乗ってきた。別にじゃれて遊ぶわけでもなく、ぬいぐるみをゴチャッと固めて部屋の隅に片づけたような状態でじっとしている。
わが家ではこれを「バナナワニ園状態」と呼んでいた。振り返ってみれば幸せな時だったなと思う。
コロナ禍で、離れて住む子供や孫たちに会えない日が続く。仮に会えるようになったとしても、しばらくは密を避けてスキンシップを制限されるのだろうと思うと淋しい。
西新井熊野神社の狛犬は、吽形のお尻のあたりにちいさな子どもがしがみついていた。まだ控え目にじゃれているだけだが、そのうちに数が増えて、「バナナワニ園状態」になるかもしれない。もう一匹は母狛(阿形)のおっぱいを飲んでいた。
奉納されたのは天保九年(1838)と銘があった。