2021年9月27日(月)

新国立競技場(オリンピックスタジアム)

東京都新宿区霞ヶ丘町10-1

モニュメント

東京2020大会(オリンピック・パラリンピック)が終わった。

まだ神宮外苑周辺の交通規制は続いているけれど、一部が解除されて国立競技場に近づけるようになったので見に行ってきた。

正面

当初の国際コンペで採用されたザハ・ハディド設計の近未来的なデザインに対して、予算縮小のためバトンタッチした隈研吾の設計は、「杜のスタジアム」をコンセプトに47都道府県それぞれの地域で生まれた杉材を使用し、法隆寺の五重塔から着想を得たとされる庇を連ねた和風のデザインになっている。

まだ中には入れないのでなんとも言えないが、外観だけに関して言えば、当初のザハ案が実現した姿を見てみたかったな。

地下鉄の国立競技場駅出口の近くで、水泳の飛び込みのポーズをした女性を模ったと思われるモニュメントを見つけた。台座には"JAPANESE OLYMPIC COMMITTEE 1974"とあるだけで、作者も由来もなにも説明がない。1974年は五輪憲章からアマチュア規定が削除された年だが、多分それは関係ないだろう。

気になる〜。(※)

※ その後の調べで作者などがわかりました。

メキシコIOC総会(1968)での故ブランデージ会長の発案により、オリンピックの聖地ギリシャのオリンピアに各国から記念碑を寄贈することとなりそのために制作されたが、その後の総会で寄贈案が否決されたため、昭和51年(1976)に現在の場所に設置された。作者は三井泉。

旧国立競技場