2004年8月8日(日)

国立競技場(国立霞ヶ丘競技場・陸上競技場)

東京都新宿区霞ヶ丘町10-2

正面入り口

国営のスポーツ施設は多々あるが、「コクリツ」といえば神宮外苑の国立競技場を指す。正式名称は「国立霞ヶ丘競技場・陸上競技場」と言い、東京オリンピックの開会式を始め、重要なスポーツイベントが行われてきた日本スポーツのメッカだ。

聖火

竣工は昭和33年(1958)。この年に開催された第3回アジア競技大会による国際的なアピールにより、日本はオリンピックの招致に成功し、昭和39年(1964)第18回オリンピック競技大会・東京大会が開かれた。94ヶ国5,558名が参加して10月10日に開かれた開会式には、戦後、植民地支配から独立した多くのアジア・アフリカ諸国も参加し、日本の復興とともに世界の平和を強く印象づけるものだった。

この年、太平洋上に打ち上げられた静止衛星シンコム3号によって日米間で24時間の衛星中継が可能となり、オリンピック史上初めて競技の模様が世界へ生中継された。開・閉会式、レスリング、バレーボール、体操、柔道など8競技がカラー放送され、テレビの普及に大きく貢献している。また、「夢の超特急」と言われた東海道新幹線が開通して世界一の速さを世界に知らしめたのは、オリンピック直前の10月1日のことだった。

いろいろな意味で、新しい時代の幕開けを告げ知らせるイベントだったわけだ。

国立競技場では、陸上競技、サッカーの決勝と3位決定戦、馬術の大賞典障害飛越が行われ、10月24日の閉会式まで、アジアで初めての聖火は燃え続けた。

※ 2020年東京オリンピック開催に向けて建て替えが決まり、2014年から解体がはじまりました