2022年1月14日(金)

コガネイの地上絵

東京都小金井市関野町1-13

鳥

小金井公園のふわふわドーム前の園路に、大きく羽を広げた鳥と星、ネズミのような動物などの絵が描かれている。何の説明もないので子供が白墨で描いた落書きのように思う人がいるかもしれないが、事情を知っている人には思い出深い作品だろう。

小金井市

これは市制施行55周年記念事業として2013〜14年に小金井市内の学校や公園で制作された「地上絵」の最後の作品で、鳥の後ろに長く伸びる植物の蔓の先にはその根っことなる小金井市の形が描かれている。

絵の中に描かれた小さな動物やハートマークなどの絵柄は、ワークショップに参加したたくさんの市民が制作したものだ。

作品は道路や駐車場などのアスファルトの上に書かれたサイン(自転車専用レーン・身障者用駐車スペースなど)と同じ素材・方法で描かれているので、20年、30年と残っていくのだという。制作に参加した子どもたちが大きくなり家族を持つようになった時、公園に遊びに来て「これ誰が描いたと思う?」と自慢げに言う姿が目に浮かぶようだ。

上水公園の地上絵