2022年1月28日(金)

与謝野公園

東京都杉並区南荻窪4-3-22 (南荻窪中央公園)

入口

都立家政でかせいチャンの七福神めぐりをした帰り道、環八を避けて入った住宅地に「与謝野 晶子 鉄幹 ゆかりの地 散策の路」と書かれた案内板を見つけた。近くにあった彼らの旧居跡が公園になって残されているという。

園内

与謝野晶子といえば教科書にも載るほどの著名な歌人だが、わたしが初めて彼女を知ったのは社会人になってからテレビで見た何かのCMだった。「やは肌のあつき血汐にふれも見で さびしからずや 道を説く君」という歌を聞いて、なんと挑発的な女性がいたものかと戦慄したことを覚えている(※)。

園内には晶子と鉄幹(寛)それぞれの歌碑が7基ずつ建てられている。もちろん、「みだれ髪」のあの歌もある。明治から昭和にかけて半世紀近い年月の間に詠まれた歌をめぐりながら、彼らの思いの移り変わりや暮しに思いを馳せてみた。

※ わたしの記憶のなかではPARCOかなにかのCMで、思春期の心象風景を思わせる寂しげな映像と共にこの歌が朗読されていたと思っていたのだが、今ネットで探してみると曲が付いた歌にのって女優ナスターシャ・キンスキーが一人踊る映像しか見つからない(サントリー ワイン レゼルブ、1982)。あれは幻だったのか。

杉並区教育委員会の説明板杉並区の説明板三つの家 || 与謝野 晶子 鉄幹 ゆかりの地 散策の路