牡 丹
埼玉県所沢市中富1501 多聞院
今年は休みのスケジュールと天気の相性が悪くてなかなか出かけられない。
そうこうするうちに桜は終わり、例年ならゴールデンウィーク頃まで見られるはずの牡丹も早々と終りかけている。
あわてて駆け付けた所沢の多門院で、やっと数輪が咲き残っているのを見ることができた。
盛りを過ぎているとは言っても「百花の王」と称される花だ。堂々とした咲きっぷりに、あとからあとから途切れることなく訪れる人たちの誰もがため息をつきながらカメラを向けていく。
年配の方が多いので、まだスマホではなくガラケーの人もちらほら。記念写真も、自撮りではなく同行者に撮ってもらっている。その風景にほっこりする。
今年は寅年なので、5月1日の寅まつりではご本尊である毘沙門天の御開帳がある予定だ。外出制限も緩和され、たくさんの人がお参りに訪れることだろう。残念ながら牡丹の花はその前に終わってしまいそうだ。