2023年3月7日(火)

核兵器廃絶平和祈念像(平和の母子像)

神奈川県藤沢市鵠沼東7-1 奥田公園前広場

母と子

ふくよかなお母さんに抱かれてはしゃぐ子ども。母と子が向き合った、横浜の馬車道にある「太陽の母子像」(アイスクリーム発祥の地碑)と同じ構図に見える。

逃げろ

…と思ったのだが、像の周りをぐるっと回ってみて気がついた。

この子、お母さんから逃げようとしていないか?

逃げようとしている、が言い過ぎなら、母の手を離れて独り立ちしようとしている姿か。道路を走っている自動車に手を振っているところ、にも見える。どちらにしても、お母さんの方は向いていないようだ。

作者によれば、母親は母なる大地である地球、子どもは人類をイメージしているのだという。母なる地球に抱かれて幸せに暮らす人類。あるいは、母に守られているという安心を糧に、希望に満ちた未来へ向かって飛び出して行こうとする人類か。

さてみなさんは、子どもはどっちを向いていると思いますか。

同じ作者のもう一つの作品(貝、1967) | 太陽の母子像