核兵器廃絶平和祈念像(平和の母子像)
神奈川県藤沢市鵠沼東7-1 奥田公園前広場
ふくよかなお母さんに抱かれてはしゃぐ子ども。母と子が向き合った、横浜の馬車道にある「太陽の母子像」(アイスクリーム発祥の地碑)と同じ構図に見える。
…と思ったのだが、像の周りをぐるっと回ってみて気がついた。
この子、お母さんから逃げようとしていないか?
逃げようとしている、が言い過ぎなら、母の手を離れて独り立ちしようとしている姿か。道路を走っている自動車に手を振っているところ、にも見える。どちらにしても、お母さんの方は向いていないようだ。
作者によれば、母親は母なる大地である地球、子どもは人類をイメージしているのだという。母なる地球に抱かれて幸せに暮らす人類。あるいは、母に守られているという安心を糧に、希望に満ちた未来へ向かって飛び出して行こうとする人類か。
さてみなさんは、子どもはどっちを向いていると思いますか。