風景の舞奏 / Pause
東京都千代田区永田町1-10-1 国立国会図書館
アート作品のタイトルはいつ付けられるのだろうか。
「今日は〇〇というタイトルで絵を描こう、作品を作ろう」と考えて着手するのか。なんとなく感性の赴くままに描いたり造形したりして、出来上がってから「これは△△だな」と思ってタイトルをつけるのか。
国会図書館の入り口の前に置かれた作品のタイトルは「風景の舞奏」。きれいに磨かれたステンレスの表面に映りこんだ景色が歪んで、踊っているように見える。それを見て、このタイトルが浮かんだのだろうか。
石のベンチに座るアンニュイな女性の像は「Pause」。確かにモデルがポーズをとっているところではあるけれど、そんなこと言ったら人物をモデルにした作品はどれも同じタイトルになってしまうよ。
「無題」と一緒で、作っては見たけれど何も浮かんでこなかったというパターンに見える。作者はモデルさんにどんなポーズをとるように依頼したのだろう。その依頼内容はタイトルにならないのかな。
キャプション : 風景の舞奏 | Pause || わたしは「無題」が嫌い