斜度18%
静岡県駿東郡小山町上野
今日は東京2020大会自転車ロードレースコース後半の、山中湖から先の区間沿いに建てられた記念碑を巡って走っている。途中、何人もの同好の士とすれ違った。レースコースをなぞって選手たちの力闘を追体験しようという方たちだ。
わたしにはロードレーサーになろうという夢も野望もないので、コースをそのまま走るようなことはしない。道志みちも富士山麓コースも割愛して、もちろん激坂は下る。
すれ違うということは、彼らは三国峠へ登る激坂を上った(上る)ということだ。わたしには想像もつかない強い志を持った方々なのだと恐れ入る。
ここはコース中の最高勾配区間で、路面にはものものしいドーナツマークが刻まれている。写真を撮っている間に自転車を牽いて登って来た方に聞いたところ、勾配がきついのは何とかなるが路面の凹凸にタイヤを取られるので歩いてきたと言っていた。この下にも18%区間があるがそこにはドーナツは無い。
眼下に富士スピードウェイや御殿場の町を望み富士山も見える最高の絶景ポイントだが、走っていたら上りも下りも必死で景色を楽しむ余裕はないだろう。わたしは標識の写真を撮るために止まって景色を楽しむことができたが、停めた自転車が転がり落ちそうでハラハラさせられた。