干支の木彫り
静岡県駿東郡小山町須走126 東口本宮冨士浅間神社
拝殿の前に木彫りの動物たちが飾られていた。向かって左にはイノシシの親子とネズミ。右にはウサギの親子を中心にトラとウシ。最近5年間の干支、亥・子・丑・寅・卯を彫ったものだ。
丑年の像には「コロナアッカンベー」と彫られている。
中国の武漢で新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の最初の患者が発症したのが2019年。今年2023年5月にCOVID-19の感染症法上の位置付けがこれまでの2類から5類に変更され、まだ予断は許さないものの、街はコロナ前の日常を取り戻したように見える。
2019年亥年から2023年卯年まで、奇しくもコロナ禍に翻弄された年の干支が勢ぞろいした形だ。
干支なのだから毎年入れ替えてもよさそうなものなのに敢えてこの5体を残したのには、来年からはコロナに煩わされない平和な年になりますように、という祈りが込められているのだろうかと思った。