4719.馬橋稲荷神社

馬橋稲荷神社

東京都杉並区阿佐谷南2-4-4

今年の干支は甲辰（きのえたつ）。龍の年だ。

お正月のテレビで東京に三つしかない昇り龍・降り龍の双龍鳥居を紹介していたので、早速訪ねてみた。品川神社のものは以前に見たことがあるのでパス。残りの二つは阿佐ヶ谷と高円寺に隣接してあるので一度に見て回れる。

まずは阿佐ヶ谷の馬橋稲荷。立派な一の鳥居の次に石造の双龍鳥居が構えている。

陽の光が強く当たって、写真に撮ると向かって左側の昇り龍がよく見えない。一説には、昇龍は地上の水分が蒸発するさま、降龍はその蒸気が雲となり雨となって降り注ぐことで恵みをもたらすことを表しているという。蒸気だから見えない、ということにしておこう。

鳥居の下には赤い欄干の石橋が架かり、その下をせせらぎが流れている。今は暗渠化されてしまった桃園川を偲んでつくられたものだそうだ。