伐られた桜
東京都調布市佐須町3丁目ほか
ソメイヨシノが伐られている。
毎年見事な桜並木が見られ、ライトアップイベントも開かれた野川の大橋、一の橋周辺でも、中央高速道路下の親水公園でも切株が目立つようになった。
全国各地で高度成長期に植えられたソメイヨシノが寿命を迎え、伐られたりほかの品種に植え替えられたりしている。わが家の近くの多摩川住宅の桜並木もほとんど伐られてしまった。
2019年を最後に中断しているライトアップイベントは、今年も開かれないそうだ。ライトアップ会場の住環境の変化や桜の老木伐採による樹木の減少が理由だという。
そういえば、右の写真に写っている白い住宅は最近になって建てられたものだ。
この記事を書きながら聞いているラジオでは、やたらと別れの歌ばかりがオンエアされている。動物たちが冬眠から目覚め草木の芽が出て花咲く春は、新生活が始まる喜びの季節であると同時に、卒業や異動など別れの季節でもあるのだ。
ソメイヨシノとも、長い付き合いだったけれどお別れなのだね。