2024年3月17日(日)

船明ダム

静岡県浜松市天竜区船明

水仙

「船明」は「ふなぎら」と読む。「明」を「ぎら」と読むのは、太陽の光を浴びてギラギラと輝いている=明るいということだろうか。山から切り出した木材の集積地として船が集まる、広く開けた明るい場所だったことが地名の由来らしい。

ダム湖

公園のある左岸側の地名が船明、発電所のある右岸側は「日明」(ひあり)という。

アルプスの山々から水を集めて流れる天竜川流域は、多くの水力発電所が集まる日本有数の電源地帯だ。船明ダム(船明発電所)はその最下流にある。

河口からの距離は約30km。多摩川なら稲城大橋か是政橋の辺りだ。景色は山奥のように見えるけれど、標高は55mしかない。なんと深大寺と同じとは驚く。

今日は日曜日ということもあってたくさんのサイクリストに出会った。ハードなヒルクライムも無く、市街からいくらも走らないうちに緑の豊かな景色が楽しめると人気があるようだ。

桜の名所として知られているが、もちろんまだその気配もない。湖畔では水仙の花がきれいに咲いていた。

天竜川のながれ | 天竜川水系水力発電施設 || 近くにある天然記念物の二本杉